夜勤明け、お昼ごはんにサイゼリヤに行きました。
気がついたらハンバーグセット、ピザ2枚、パスタ、ミラノ風ドリアがテーブルに並んでました。自分でもなんでこんなに頼んだのかわかりません。なにも考えてなかったんです。
ビッキー・ホリディです。
あ、ちなみに完食しました。もう当分チーズとオリーブオイルはいいです……
さて、夜勤のときに来年成人式を迎えるいたいけな女の子と喋る機会がありました。素直で真面目で、とてもいい子です。いままで彼氏いたことがないと言っていたので誰か斡旋して幸せになるのを見守りたいまである感じです。
そんな子がふいに「ビッキーさん、下ネタ平気ですか?」と。
なんならさっきからちょいちょい挟んでたけど……と思いつつ、「どうしたの?」と訊くと、「AV見ますか?」と。
AVって音声や映像の記録・再生を楽しむための電子機器の総称のこと?えっ、つまりドラマとか映画とかそういう話?いや、それならこんな回りくどい言い方はしない……ということはアダルトなビデオの方しかない……
僕は素直に「見るよ」と言いました。すると「おすすめありますか?」と。
おやおや、穏やかではないですね……(じいやが横でうなずく)
その子、AVを見るのが好きらしいんです。いやお前、いくら男女共同参画社会の世の中とはいえそこは女子供が入ってはいけないサンクチュアリ……!!遊びならお庭でやりな……ここは戦場だぜ……!!
っていうかちょっと待て。落ち着け、ビッキー・ホリディ。お前はデキる男のはずだ。そう、クールに、あくまでクールに、だ。いったん深呼吸でもして……
スゥー
……ゴホッ(むせた)
AVといえば男子を性的に興奮せしめ、硬化し隆起した陰茎なるものを主として自身の手により刺激を与え、最終的に射精へと導く、またはそれに類する性的な絶頂を誘導せしめる映像のことですよ。それを女性が見て愉しむ……
実に興味深い……(メガネクイッ
僕 「(後輩)ちゃん、それ、どの目線で見てんの?女性として?男性として?」
後輩「うーん……どっちでもないですかね」
僕 「たとえばドラマとか見るような感覚なの?」
後輩「そういう感じじゃないです。そういうシーンは飛ばしますもん」
僕 「……性的に興奮するの?」(←さすがに「オナニーするの?」とは訊けなかった)
後輩「しないです」
僕 「じゃあ、あくまで冷静に見てるんだ……」
後輩「そうですね……『おおー、やってるやってる!』って感じで」
いま、女性向けのAVもある時代ですからね。でもこの子は男性向けのやつを見てるそうで。しかもなんかエンターテインメント的な感じで。あれですか。Youtube見るような感じなんですかね。ちなみにお気に入りは上原亜衣と小倉ゆずだそうです。お、おう……
話をしているだけではどうにも理解に苦しみます。やはり僕にとってAVとは神聖で尊いものですし、なにより夢を与えてくれる存在なんですよ。なので(長くなるので中略)男がAVを見るということはつまりパンツを下ろしているわけであって、となると息を吸ったあとは吐くのと同じくらい自然にマスターをベーションする行動をとるわけです。つまり遊びじゃないんです。(真顔)
とはいえ、それは僕の古い考え方なのかもしれない。彼女のようにAVを愉しむのも、またAVの世界が広がるきっかけになるのかもしれない。
そんな思いで僕は生まれて初めてパンツを下ろさずにAVを見ました。
女優は、引退してしまいましたが、僕の一番のお気に入り、松島かえでです。顔だけでいけるまであるくらい好きです。しかもあのスレンダーで美しい身体……あ、その後輩にも推しておきました。強く。
……ウム、やはり美人だなあ。こうして改めて見るとこう、胸の形といい大きさといい非の打ち所がない。足も細すぎず太すぎずバランスが美しい。なんなら背中までもが妖艶だ……
なるほど、これは確かに面白い見方かもしれない……なんだか新しい発見がありそうだ……
……
…………
……………………
ウッ
こんなはずじゃなかったのに!!!!!!ジーザス!!!!!!!なんで!!!オレは!!!いつの間にかパンツを下ろして!!!!
なぜだ!!!僕は冷静に見ていたはずなのに!!!いつの間にかティッシュにこんなものが!!!
いや、ちょっと待って。ちょっと待ってください。一言いいですか。
冷静に、とか無理だろ。
これが男女のつくりの違いなのか……僕には無理だ……どうしてもッ……!!左手が……いうことをきかないッ
というわけで結論としては、理解しようと最大限の努力を払いましたがどうしても解せない、というのが今回の答えです。
……同じように女性でAVが好きって人、いるんですかね。「気持ち悪い!」「なんかヤだ」とかならなんとなく理解できるんですが……