おクスリ打てたね(成人向け)
ビッキー・ホリディです。
あ、「散文詩」のほうに3つアップしました。そちらもご覧ください。
改めてビッキー・ホリディです。
前回の日想の続編を書きたいと思います。続編というか総集編というか。
同棲フラグが立ったという話ですが、それというのもその子とLINEしてたら「早く実家を出たい」という話になり、「じゃあうちに来ればいいじゃん」と送ったところ
「ありえねえだろバカか!」
とはならず、むしろノリ気で。「でも本当にいいんですか?」みたいになり、
なにかの冗談かと、逆に僕が思うほどだったのですが、翌日にまたLINEで確認をしたら結構ガチで、なんなら親にも話をしたとか言い出して。
さすがに僕と住むと言ったわけではなく、なんか友達のところに住むとかなんとか。
でもさすがにウソついて実家を出るというのもよろしくないし、親御さんとは円満なお付き合いをしていきたいですし。
というわけでそこで僕の考えというか気持ちを伝えたわけです。
えっ
って言われました。
僕もえってなり、雲行きの怪しいまま今日を迎えました。今日はメアリー・カサット展に行く約束をしていたので。それもこんな調子だからドタキャンされっかなーと、確認したら大丈夫とのことで、これは一体どっちに転がるんだと、ペパリーゼでも飲んでおこうかってくらい胃の痛い思いをしました。
電車ではなんとなく表情が固くて、なんとなく察しはついたのですがその話はせず、切り出したのはメアリー・カサット展を見終わって、たまたまやってると気づいたミッフィー展に行く道中でした。横浜美術館から赤レンガ倉庫まで歩いているときに。
遊んでいる途中というのと、歩きながらというのとで、最後ごはん食べながらとか、途中でもお茶しながら対面で座って話すよりは話しやすいかなあと。なんとなくフランクな感じで話が聞けるかなと思ってそうしたら、まあ、喋る喋る。
僕 「――で、俺と付き合ってほしいって言ったけど、それはどうなの?」
後輩「言われて嬉しかったし、一緒にいて楽しいし面白いけど(後略)」
僕 「そういう感じじゃない、と」
後輩「はい」
というわけで、一気に立ったフラグが一気に折れました。
っていうか、じゃあなんでそもそも一緒に住むとかそういう話になったんだ?
うーん、考えれば考えるほど、相手がバカなのか僕がバカにされてたのかの二択になってくるのですが、フラれて愚痴るのもカッコ悪いんでやめておきましょう。
あ、その話のあとに行ったミッフィー展。
僕はミッフィーなんてカスりもしない人生を送っていたのでなにもわからなかったのですが、行ったらかなりよかったです。めっちゃかわいい。ハマりそうです。ポストカードも買っちゃいました。
赤レンガ倉庫の特別展みたいな感じだったので、もっとちゃっちいのかと思ってたんですけどね。
ミッフィーみたいな、言い方悪いですが誰でも描けるようなシンプルな絵って、ペンでささっと描いちゃうのかと思ってたら、筆でじっくり何重にも塗っていく描き方するんですね。知らなかった……ミッフィーを描いている映像があって、それを見たのですが、職人技ですよ。誰でも描けるとか言ってすみませんって感じですよ。
ミッフィー展は思わぬ収穫でした。メアリー・カサット展もよかったですけどね。女性の画家ってめずらしいなあと、たとえば同じ裸婦の絵でもなんとなく違うというか。面白かったです。
そのあとは、うちでごはんを作ってくれるという予定だったのですが、台風の影響でさっさと帰りました。魔法はおこりませんでした。
キスしておくれ
なんかだるから
冷めたスープを
かきまわしても
魔法はおこらない
魔法はおこらない
――The Birthday『カラスの冷めたスープ』