前回の日想に引き続く感じで恐縮なのですが、例の後輩から犬の扱いを受けています。
ビッキー・ホリディです。
年明け1発目はスタンダール『赤と黒』を読みました。上下巻あって、3日で1冊のペースを早くも崩しそうになりましたが、なんとかここまで読み通せました。
3日で1冊とすると1日およそ100ページも読めば、300ページくらいの小説なら楽勝だぜとか思ってたら、下巻にいたっては600ページあったという鬼畜の所業。
それでもちゃんと6日で読み終わりました。これからまた新しく読み始めます。
さて、スタンダールといえばほかに『恋愛論』なんかも有名で、恋愛に関してはまさに達人の域にいるといっても過言ではないでしょう。
僕もしっかりと学ばせていただきました。
今日の明け方に読み終え(夜勤でした)(仕事しろよ)、「よし、これで僕も9コも下のいたいけな少女なぞ、赤子の手をぶち切る勢いで手玉に取ってくれるハッハッハ」などと、それはそれは勇ましくLINEを開いたらアレ(上記挨拶参照)ですよ。
一瞬オレがやりとりしてんのって、森島はるか先輩なのかと思いましたもん。
参考動画
いやいや、待て待て。これは先輩だからいいんじゃないか!僕の相手は後輩……しかも9コも下なんだぞ!17歳だぞ!これじゃあ屈辱の極みじゃないか!!
『赤と黒』で主人公のジュリヤンだって言ってたじゃないか。
「――この後悔は一生おれにつきまとうぞ。あの女が惜しいのじゃない。女なら、いくらでもいる!
……だが、名誉は一つしかない!」
そうだ、名誉に懸けて誓うが、僕は犬なんかじゃない!ペットなんかじゃない!
でもちょっと待てよ、17歳ってことは……
森島はるか先輩と1つしか変わらないじゃないか!!
(KO・U・HU・N✩)
なんてことだ……
ついさっき読んだ『赤と黒』では、「相手を恐れさせよ」と説き、ジュリヤンはあくまで冷徹にマチルドとの駆け引きをしていた……!!
僕もラテン語は無理でもソネットの3つ4つくらいならがんばれば暗唱できる……!!
そうだ、犬ライフなんて、そんな愚の骨頂になど惑わされないぞ!!
でもちょっと待てよ、森島はるか先輩と1つしか変わらないということは……
僕の大好きな七咲逢ちゃんとも1つしか変わらないじゃないか!!
(DA・I・KO・U・HU・N✩)
バカか!!僕はバカか!!そんな乳歯みたいな名誉だったのか!!グラグラ揺れ動きやがって!!
いや、でも、今年になれば森島はるか先輩と同い年になるのか……
そしたら犬ライフ……犬……
男と交際しない女は次第に色褪せる。女と交際しない男は次第に阿呆になる。
――アントン・チェーホフ