渋谷から新宿まで歩いて向かってみるかと、散歩がてらにと、思ったんです。
気がついたら東大のキャンパスにいました。
ビッキー・ホリディです。
昨日、友人と新宿で飲んで、帰ろうかってなって、山手線で池袋まで行ったんです。
で、東上線に乗ろうと思ったらなんと終わってました。
しかしそれでも僕は怯みません。デキる男というのは常にクールに対処するものです。そして、手札は多く持っておくものです。
深夜急行バスで帰ろう。
そう考え、勇み足で停留所まで行きました。
深夜急行バスは平日のみの運行でした。日曜日でした。
詰みました。
これは久しぶりの公園野宿かとちょっと思いましたが、なかなかのどしゃ降り。
さすがに屋根のあるところで一晩過ごしたいものです。ネカフェ、ファミレス、カラオケ、風俗、……風俗?
風俗で一晩とか居残り佐平次じゃなきゃできないですよ。とても僕にはできない芸当です。
カラオケも少々高い。そして眠かったのでカラオケはあんまりということで、
個室ビデオなるところへ行ってみました。
値段も手頃でビデオ鑑賞するところならそこそこは快適だろうと。
入ると狭い部屋にエロビデオがずらっと。マジかよそんなテンションじゃないのにとまごついていると、好きなビデオを選んでチケットを買って受付に出せと。マジかよこのおっさんにオレの性癖が今日バレるのかよと思うと、公園で野宿したほうがよかったかもと思わずにはいられませんでした。
で、まあ、それでも選ぶときは真剣でした。さながら牛の競りのように。それはもう、真剣に。あと、絶対に見ないとわかっていながら『アメリカン・スナイパー』も借りました。
大人しくそれを受付に出すと、伝票と一緒にオナホールまでついてきて。嘘だろと思いました。
部屋はネカフェよりも若干広くて、足が伸ばせて快適でした。カプセルホテルよりもいいんじゃないかなと思います。
カゴからエロビデオとオナホールを出すと、下のほうにコンドームが。
なんでだよ。
百歩譲ってオナホールはわかる。ホスピタリティの現れだろうと理解できる。しかしお前、ちょっとここ座りなさい。コンドームってどういうことだ。個室だぞ、いいのか?呼んでもいいのか?(←前のめりで)
……その理由は、股間がローションで大変なことになってから気づきました。なにこのものすごい敗北感。
結局一睡もすることなく夜を明かしました。快適さを求めて入ったはずが、どういうわけだかさっきより疲れて店を出るっていう。
お店に有村千佳ちゃんと松島かえでちゃんのビデオが揃ってたらたぶん通います。>!?