カブに一度乗ってみたいです。
あとCB。
ビッキー・ホリディです。
街を颯爽と走るバイクを見ていると、うわーカッコいいなーなんて思ったりします。
信号待ちとかで横に並んだときにはガン見します。
ウオオ、これがNinjaか!
キャー!CBRだ!
とか、内心めっちゃアガります。
僕はSRに乗っているのですが、なんていうかほかのバイクを見ているとどうしても目移りしちゃいますね。
乗り替える気はないのですが、ほかのバイクも乗ってみたいなあと。
となかんとか言いながら、やっぱりオレのSR400がサイコーだぜと思ってるわけです。
「あの人、カッコいいバイク乗ってるなあ。まあ、オレのがカッコいいけどな」
と。たぶんバイク乗りはみんなそうなんじゃないですかね。
バイクに乗っているときには、周りの人間はあまねくオレのバイクに見とれていてオレのバイクが超カッコいいことは周知の事実で全会一致で納得しているに違いないと思っています。
それだけ思っていながら、前述の通りほかのバイクを見るとちょっとはしゃいじゃうわけです。少年ですね。
男の子ならロボットとかメカとか、そういうのって憧れが絶対あるはずなんですよ。なのでバイクなんてのはもう、少年からすれば失禁モノなわけです。
なのでほかのバイクを見るとアガる。しかし自分のバイクが一番だという、一見二律背反した感情もあるわけです。ですが、そこはあれですよ。大人の余裕です。
自分のバイクが一番だという揺るぎない自信があってこそ、ほかのバイクの良さに気づくことができる。
SRなんかいい例で、セルが付いていないのでキックスタートなんです。で、燃料計もない。
要するにめっちゃ不便なんです。キックじゃ冬なんかエンジンかからないし、燃料は走行距離と燃費を計算しなきゃいけない。
ほかのバイクなら、セルというボタンひとつでエンジンはかかるし、燃料計もある。さらに時計までついているものもある。
じゃあなんでわざわざSRを乗っているのか。
その不便さがかわいいからです。
シンプルイズベスト。それがSRです。
そりゃ80km/hも出せば振動で怖い思いをしますし、高速道路には不向きですし、比較的遅いです。もっと快適に走れるバイクはいくらでもあります。
でも、そんなところがかわいい。
そう思うようになると、ほかのバイクを見てると羨ましい部分も当然あるわけです。でもそうかといって乗り替えたいわけではない。もう一台ほしいわけでもない。
だって周りの人間はあまねくオレのバイクに見とれていてオレのバイクが超カッコいいことは周知の事実で全会一致で納得しているに違いないから。
でも、ずらっと乗りたいバイクを並べて端から端まで飽きるまでつまみ食いしたい思いはあります。楽しいだろうなあ。