【情熱的ペシミスト宣言】
・レールの敷かれた人生? お前は汽車なんかじゃない、人間なんだ。いくらでもそれることができる。
・最悪主義。素晴らしい考えじゃないか! あとはどう楽しむか。それに尽きる。
・人は苦しみの谷で生まれ、害悪の町で育つ。ならば家に閉じ籠っているのが正解か? 否!外へ出て踊るのだ!
【処世術】
・特別親しい間柄でなければ、「寛容」と「無関心」の間に差異はない。
・社交は必要に迫られたときに必要な人と付き合えばよい。あらかじめ準備をしていても、結局は裏切られるのだから。
・信頼するということは、裏切られる覚悟があるということだ。
【恋愛論】
・愛するという行為は、ある数字をゼロで割る行為と同様である。
・孤独を恐れる恋愛至上主義者は我々を「寂しい人種」だというだろう。しかし同様に我々もまた彼らをそのように見ている。
・愛されるということは、お互いに気の迷いでしかない。
【孤独について】
・孤独とは、積極的に望むものではない。しかし結局はそうなるのだから、準備くらいはしておいたほうが賢明だろう、といったものである。
・ツァラトゥストラでもできなかったこと――それは「黙っている」ということである。
【出産ついて】
・出産というものは親は能動的、子は受動的なことがらであり、とどのつまり子からすれば災難でしかない。
・「コウノトリが運んできた」だと? 責任転嫁をするな!
・子というのは、親からすればある種の芸術的作品である。しかし、芸術を「噛んだ」こともない人間が生み出す作品なんて、たかが知れている……
・親に「産んでくれてありがとう」と言うのは、その子にユーモアのセンスがないということを面前で証明したに過ぎない。