トリンドル玲奈ちゃんが娘だったらいいのに。(23歳会社員 独身 男性)
ビッキー・ホリディです。
小学校の図書館で、出会った本の話をしたいと思います。
僕が本が好きになったきっかけの本で、いまでも(いまでは記憶も薄らいでますが)好きな話です。
「ながいながいペンギンの話」という本で、ペンギンの兄弟がドキドキワクワクハラハラの冒険をする、という物語です。
しかしこれ、本当に長いです。
特に3章構成なのですが、1章が長い。兄弟が生まれるときの話で、ペンギンの夫婦が仲睦まじく卵が孵るのを待っているのですが、いやあ、長い。長いというよりは少し退屈というか、冗長というか、そんな印象です。
まあ、卵をひたすら暖めてるんですからね。動きがないんじゃあしょうがないです。
ですが、それでも読めたってことは、1章も面白かったんでしょうね。幼心に「長げえよ」とは思いましたが、でも読み進められたのですから。
この1章、話ももう覚えてませんが、ペンギンの両親がすごく優しくて、素敵な人柄というかペンギン柄だなあと、そう感じたのは覚えてます。
子どもペンギンが生まれてからは、ほのぼのとした日常が描かれていて、南極なのに暖かい、そんな感じでした。
当時、僕は両親に毎日のように叱られていたので、このペンギン両親が優しいのを読んで、ペンギンになりたい、と思いました。ペンギンになれば優しくしてもらえるのでは、と。
あながち間違ってはいないですけどね。ペンギンって愛されキャラですし。
あ、この前、水族館でペンギンを見たときにも僕は「ペンギンになって人から愛されたい」と言ったのをいま思い出しました。18年近く経っても根本的な部分が変わってないって……。
で、2章です。これがまた大変。
ペンギン兄弟は両親のもとを抜け出して、二人いや、二羽で冒険をしようと企てるのです。
冒険!
男ならばいくつになってもときめく言葉です。
しかも「両親のもとを抜け出す」というあたりが「大人になりたがり」だった僕としてはとてもカッコよく映りました。
じつにロマン溢れる展開です。
魚を獲って食べるシーンがある(ような気がする)のですが、そのときの魚のおいしそうなことといったら、東海林さだおも「くぅーっ」って言って泣き出すほどです。
続いて3章なのですが、これが覚えてないんです。
なんだかんだで冒険から無事帰ってきたとは思うのですが、覚えてないのです。
そんな「ながいながいペンギンの話」。
夢中になって読みましたね。小学校6年間で何度も読み返しました。オスの2羽兄弟というのも、僕らも年子の兄弟なので、兄としてフムフムなんて思うところもありましたね。
今日はそんな話でした!
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